今日はお精霊(しょらい)さん。
この精霊迎えとは、お盆で家に戻ってくるご先祖の霊を迷わさずにお迎えするための京都の行事。
京都市内では六道珍皇寺と千本閻魔堂へ多くの人がお迎えに行きますが、宇治では三室戸寺に行くことが多いようです。
三室戸寺のお精霊(しょらい)さんは「千日参り」とも言われ、この時にお参りすると千日間参ったのと同じ功徳があるとされます。

2009年8月9日(日)



朝から本降りの雨。
午前10時前に三室戸時に着きました。
普段は入山料が要るのですが、この日は入山フリー。



美しい緑が広がる風景を見ながら歩きます。
痛めた膝がきついので、ゆっくりとゆっくりと・・・・。
昨年は母親が入院していたので、帰宅していた長女と二人でここに来ました。



かなり急な階段。
今日は、私の母と私達夫婦の3人でお参り。
この階段を前に母はリタイヤし、イスがある あずま屋で待機することに。



塔婆を書いてもらい本堂へ。



境内のハス。
花の盛りはもう過ぎていますが、それでもまだきれいな花が咲いています。



大きな線香を2本お供えしました。



本堂前の牛の石像。
大きく開いた口中には石の玉があり、こそを撫でると勝運がつくとされ「宝勝牛」と名付けられています。。



蓮の花の可憐で美しい蕾。



雨に濡れた蓮の花。



蓮の向こうに見える本堂。



かつて宇治に巨椋池(おぐらいけ)という湖のように大きな池ががありました。
その池には数多くのハスが生息し、夏には舟で蓮の花見が行われていました。
それほど蓮の花は美しいもの。
この花を見て私も花の美しさに感動を覚えました。



素晴らしい三室戸寺。



塔婆を納めて本堂のお参りを済ませました。
あとは鐘を撞いて、ご先祖の霊を迎えます。



鐘楼の近くにある宇治十条の古蹟「浮船之古蹟」。



古蹟の説明。



鐘を撞き終わりました。
お参り終了。
帰りにスーパーでお供え物を買って帰ります。




今日は無事にご先祖の霊を迎えることができました。
今日お迎えしたご先祖の霊は、五山の送り火でまた戻られます。
五山の送り火は京都の夏の終わりを告げる風物詩です。



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